この記事は初めてエンディングノートを書く場合は、100均の物から始めようという記事です。
理由は最初は何度も書き直す破目になるので、安いノートで十分だからです。
一般的な考え方では、エンディングノートは自分が死後に備えて必要事項を纏める物とイメージされます。
実際は、他者の為だけでなく自分の為にも書くものだと私は思っています。
まずは備忘録としての側面を説明します。
備忘録部分は一般の人が想像するエンディングノートになります。
次は残された人に感謝のメッセージを伝えるものです。
エンディングノートは突然訪れる死に対して行う終活のファーストステップです。
書くためのノートの種類は多数あります。
当サイトでは、最初に使うノートは安物で十分だと考えております。
理由は、高価なエンディングノートを買っても何度も書き直したくなるからです。
文書を書いていて、この様な経験をされた方は少なく無いと思います。
文章のプロである作家や記者ですら、何度も何度も文書を見直し、書き直す作業を繰り返す作業を行います。
また基本的にエンディングノートは切り離しが出来ないタイプが多いです。
使用する筆記用具は、ボールペンか万年筆になると思います。
ボールペンなどで記入すると、後で書き直しがやり辛いです。
(修正液やテープを使う手もありますが、かなり不細工な出来に。)
文書を書きなれない人が、いきなり高価なエンディングノートを使うのはお勧めしません。
私のお勧めは100均の物を使うか、書店で購入したエンディングノートは参考書代わりにして、大学ノートで練習してから、清書は買った物を使う方法です。
100均のエンディングノートの販売先ですが、当サイトの管理人は3社発見いたしました。
どれも大手の100均屋で、日本中にあるお店ですね。
それぞれ、販売するノートに特徴があります。
エンディングノートに書く内容自体は、大きく変わらないので手に入り易い物を使えばよいと思います。
エンディングノートですが、取扱店舗が意外と少ない事がネックです。
私の近隣の100均屋を探し回り、ダイソー1店舗だけ売っていました。
取り扱って居ない場合は、店員さんに言えば取り寄せて貰える事があります。
売って無い場合は、店員さんにご相談してみてください。
ここから購入したダイソーのエンディングノートをご紹介します。
正式名称は「もしもノート」と言います。
コンセプトは「もしも」の時のために、私自身の色々な情報を書き留めておくノートです。
ダイソーのエンディングノートは5冊に分かれます。
(全部揃えると500円になりますね。)
サイズはA5サイズ(A4の半分)で、表面は艶消しのスベスベした感触の紙を使用しています。
5冊で1000円程度で購入できるエンディングノートの内容はほぼ網羅していると思います。
(ペットの情報などより詳細な物もあります。)
まずは自分自身の事を記録するじぶんノートから
じぶんノートは事故や災害など非常時に、必要な情報を纏めた物になります。
5冊の中で一番エンディングノートっぽい物ですね。
次は自分のお金に関する事項を記載するおかねノートです。
エンディングノートのお金に関する部分に相当します。
他のノートと内容が被っている箇所もあります。
万が一の相続時に作る財産目録の参考に使用する事が可能ですね。
このノートは生活習慣や健康状況について記載します。
突然の入院時にあると便利な情報をまとめたものです。
エンディングノートの介護や病気、延命治療に関する部分ですね。
なかなか重たい内容が中心に。
自分の家族や親戚、友人など交流関係を記入するノートです。
緊急時の連絡先を記載する物になります。
要は連絡帳になります。
書かれている内容はエンディングノート基準なので、非常に詳細なものになっていますが。
自分が飼っているペットに関する情報を記入します。
名前だけ見ると・・・
自分の子供の事でも書くのかと思いきや、ペットの内容でした。
ペットも家族の一因なのだと再認識させられる内容になってますね。
長々とエンディングノートの事を書いてきました。
終活の最初のステップは、人生の棚卸しから始まります。
人間は、突然のアクシデントで何があるか分かりません。
私事ですが・・・
54歳の親戚と59歳の仕事仲間が突然この世を去ってしまいました。
彼らともっと、色々と話したかったし、飲みにも行きたかったです。
しかし・・・
その願いは二度と叶わない話です。
また先に逝った彼らも、この世で色々な事をしたかったでしょう。
何も言い残さずに向うに行った彼らも、残された人にメッセージを残したかったと思います。
それも出来ない相談です。
この様に人生は何時何が起こるか分からないものです。
万が一の事に備えて、エンディングノートや遺言書を遺すのは、
残された人の為とよく言われますが、実際は自分の為でもあると思うのです。
最期に「ありがとう」や「ごめんなさい」を言えないのは無念だと思います。
湿っぽい話になりましたが・・・
万が一の事を考えてエンディングノートを書くのは非常に良い事だと思います。
しかしながら、一発で思ったような文章を書くのは難しいです。
なので最初はやり直し易い100均のエンディングノートから始めるのが良いと思います。
エンディングノートを100均で|万が一に備える最初のステップでした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。