この記事は、見守り契約についてのご紹介と、料金相場や契約上の注意点についてご紹介します。
見守り契約は、行政書士を始めとする士業や警備会社など様々な会社が提供しています。
士業事務所と警備会社が提供するサービスは、同じようで目的が全く異なります。
ここでは、士業事務所が提供する見守り契約をご紹介します。
見守り契約とは、任意後見契約を締結した際に、本人の判断能力の減退をいち早く察知するために、委任者(見守り対象者)に定期的にコンタクトを取る契約です。
ここからは行政書士と見守り契約を結んだ場合のメリットをご紹介します。
士業に見守り契約を依頼する場合、単体で契約する事は稀です。
多くの場合で、上記の契約をセットで申し込むことになります。
つまり、生前から死後の財産管理や医療看護に関する事務を任せることに。
見守り契約は、定期的な電話や訪問でコンタクトをとります。
自分が元気な時に、面談などでコミュニケーションを取りつつ、相手の人柄や実務能力を測る事が可能です。
問題なければ、そのまま次の契約を任せる事も出来ますし。
相性が合わない時は、残りの契約を解消して別の行政書士を探すことも可能です。
見守り契約は、定期的にコンタクトを取るものです。
この時に、自分の問題や悩み事を話すことが可能です。
特におひとりさまの男性の場合、以下の様な方が多いです。
男性の場合、引退後は会社以外の付き合いが無くなる傾向が強いです。
(会社人間だった私の父も同じ状態です。)
また男性は、誰かに困りごとを相談したり、助けを求める事が不得手です。
こんな時、見守り契約をしている行政書士が相談相手になります。
士業など国家資格者は守秘義務がありますので、お話の内容を安心してご相談ください。
見守り契約は安否を確認してもらうことが可能です。
(依頼者側枯らすると、これがメインと言っても過言でない)
ある統計で独身男性は平均寿命の中央値は66歳とあります。
生活習慣もあるのだと思いますが・・・
個人的には安否を確認してくれる人が居ないので、救急車を呼んでもらえないからだと思っています。
私事で申し訳ないですが、独身の又従妹が50代で自宅で亡くなりました。
原因は倒れても誰も救急車を呼んで貰えず、間に合わなかった事が原因でした。
倒れた時に早い段階で、病院に行けてたらと思うと・・・
今でも悔やんで悔やみきれません。
話を戻します。
行政書士などに見守り契約を依頼していた場合、緊急時に駆けつけるサービスもあります。
この場合、病院での説明の立会なども可能になります。
(生前事務委任契約などが必要になりますが・・・)
見守り契約は万能の契約では無いです。
これ単体ではできない事が多いのも事実です。
見守り契約で意外と多いトラブルがこれになります。
行政書士の見守り契約は、依頼者と電話や面談をする事です。
訪問のついでに買い物を頼んだり、家の掃除やご飯の準備をお願いすることはできません。
(このお仕事はデイサービスのヘルパーさんにお願いしてください。)
年を重ねると、足腰が弱り銀行や郵便局、役所に行くのが辛くなってきます。
この場合、誰かに言って貰いたいと思いますが。
見守り契約単体では、この業務を受ける事ができません。
どうしても代行が必要な場合は、別料金で委任状を書いてお願いするか、予め生前事務委任契約を締結する必要があります。
行政書士などの専門家に見守り契約を依頼する場合、任意後見契約などとセットになります。
見守り契約を単体で依頼したいニーズは満たせない事が多いです。
見守り契約単体で申し込みたい場合は、士業ではなく警備会社や役所の見守りサービスなどを検討される事をお勧めします。
警備会社なら機械で24時間のチェックを行うものが多いです。
(安否確認がメインのため、値段も月額3000円から5000円と割安です。)
役所や社会福祉協議会が行っている事業は基本的に無料です。
(その分、サービスに融通が利かないなどデメリットもありますが)
参考までに大阪市の見守り相談室のURLを掲載致します。
https://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000510499.html
ご興味のある方は、大阪市なら上記のリンク、その他の地域なら「地域名+社会福祉協議会 見守り」で検索してみてください。
役所の見守りサービスは、孤独死を防止するための安否確認が中心になります。
ここからは、見守り契約の気になるお値段について。
行政書士などの士業の見守り契約は契約書作成料、見守り代、駆けつけ料の3つで構成されます。
2万円から5万円
こちらはサービスレベルによって金額が代わってきます。
3300円から5500円
行政書士に依頼する場合は、概ねこの範囲に収まります。
お値段も大事ですが、サービス内容や担当者との相性がもっと大事です。
見守り契約ってどんな制度でどこに頼む?料金相場や契約時の注意点でした。
ここまでお読みいただきありがとうございます。