この記事はスマホアプリで書くエンディングノートのメリットやデメリットについてご紹介します。
エンディングノートは紙やPDFの他にも、スマホアプリで書く方法もあります。
エンディングノートアプリで出来ることは、提供する会社ごとに若干異なります。
(基本的な情報は、同じで開示方法が違う)
基本的な機能は以上になります。
おまけで健康管理アプリや頭の体操アプリなどがついている物もあります。
エンディングノートで共通に書く内容は以下の通り。
この辺りは大抵のエンディングノートアプリでも記入することが可能ですね。
当サイトではネットで評判のアプリを3つほど紹介します。
ちなみに順番に意味は有りません。
実験的に使ってみた順番に並べています。
最初にご紹介するのは、無料アプリ100年ノートです。
こちらはARDENT-WISH INCという会社が開発したエンディングノートアプリです。
初心者でもシニアでも簡単に操作できるシンプルなアプリです。
出来ることは、エンディングノートに記載した内容を必要な時に親族に提供する事です。
管理人が実際に使ってみた感想は、使い易いアプリだったです。
シニアにも配慮したと書かれている通り、一つ一つのアイコンが大きくて押しやすくなっています。
このアプリは入力と記録は無料でできます。
しかしながら、全部が無料で使える訳ではありません。
何か有った時に情報開示する時に、手数料が必要になります。
この手数料が3万円かかります。
(結構なお値段ですね・・・)
詳細な情報はこちらでご確認ください
https://100note.jp/site/pc/disclosure/
現在はファックスのみで、開示を受け付けております。
アプリに入力した情報を確認するために、本人確認書類と手数料を入金する必要があります。
お次は信託銀行が出しているエンディングノートアプリ・「我が家ノート」のご紹介です。
https://www.tr.mufg.jp/lp/wagayanote/
無料でかつ、三菱UFJ信託銀行の口座を持っていない方でも使用することが可能です。
家族間の共有は、本人が入力した情報を以下の3つから選ぶことが可能です。
個人的には機能的には断トツかなと思います。
完全無料の理由は、顧客の囲い込みですね。
エンディングノートには、詳細な財産や家族構成が書かれます。
このデータは信託銀行にとっては、非常に有用な情報です。
後の遺言信託や財産の信託などへと話を進めていくのだと思われます。
さすがメガバンク系列の信託銀行だけあって、作りこみからして金の掛け方が半端ないなと言う印象が強いです。
問題はパスワードの設定が厳しい事です。
アプリはスマホで入力することになりますが、8文字以上、全角、半角、数字、記号を全部いれたパスワードを作る必要があります。
ログインの度に複雑なパスワードを入れないといけない訳です。
(私は最初のパスワード設定で脱落しました。)
最後にご紹介するのは、株式会社リードライフなる会社が発表しているエンディングノートアプリです。
https://www.lead-life.co.jp/seizen/
このアプリは、無料はエンディングノート部分は使用することが出来ません。
無料で出来るのは、簡単なメッセージを残すことが可能です。
後はデジタルなおくすり手帳みたいな感じですね。
お勧めランキング2位となっています。
(有料にすれば使い易いのだと思います。)
問題は有料版のお値段です。
月額で900円を超えるお値段となっています。
エンディングノートは、実際に使うのが10年後とかになる事も普通です。
かなりお高いサービスだという印象があります。
良い点は、音声、画像、動画で記録を残すことが可能な部分です。
動画でメッセージを残せるアプリは意外と少ないので貴重かなと。
分かり易い様に、4コママンガにしてみました。
当サイトで言いたいことは、大体表現しております。
個人的にはエンディングノートアプリは便利だけど注意点も多いです。
備忘録的に使う分には問題ないけど、出来るなら紙のノートをお勧めします。
まずはエンディングノートアプリの良い部分を書いていきます。
一番の利点は気楽にエンディングノートを始める事ができる事でしょう。
また書くのがシンドイ方は、音声や動画を撮影してメッセージを伝えることも可能です。
逆に使用上の注意点やデメリットについて。
エンディングノートは、法的には何の意味もありません。
あくまでも残された家族に気持ちを伝えたり、死後の手続きを楽にするための補助に使います。
法的効力が無くても、残された家族に感謝や理解して欲しい事を伝える事で、親族に納得感が生まれて、親族間のトラブル防止に役立ったり道しるべになります。
エンディングノートを書いた本人が、トラブルや認知症、死去した時にスマホに残された情報を引き出す必要があります。
(これが出来なければ意味をなさない)
スマホが開けてアプリを見る事が出来なければ、高額の手数料を支払って開示請求などが必要な場合があります。
または有料会員にならないと開示できないアプリも存在します。
エンディングノートアプリは無料で使えるイメージがあります。
無料会員は機能が制限されたり、広告が入ったりします。
機能をフルに使わないとエンディングノートとして役に立たない事が多いです。
アプリに支払う手数料で、本革張りの豪華版エンディングノートが買えるくらいのコストが掛かる場合も
ネットの無料サービスあるあるですが。
利用していたサービスが突然終わることが有ります。
その場合、データは全部削除されて残らないです。
突然のサービス終了は企業規模とかに関係なく行われます。
(Yahoo!がブログサービスを停止するなど)
実際に2105年に始まった「ウケツグ」というエンディングノートアプリが、わずか数年で終了しております。
エンディングノートを実際に使うのは、書いてから10年、20年後になる事も珍しくありません。
この様な観点から、当サイトの管理人はアプリで残すことはお勧めしておりません。
エンディングノートの内容は、非常にデリケートな個人情報の塊です。
万が一にも外部に流出して良い物ではありません。
アプリの場合、サーバートラブルやクラッキング、若しくは人為的に情報が外部に流出する危険があります。
また利用規約に、預かった個人情報を第3者に提供できるなど書かれていた場合、外部に流れても文句は言えないです。
また多くのアプリではの利用規約では、プライバシーポリシーを好きに変更できる条項が入っています。
性善説にたてば、滅多なことはしないと思えますが・・・
エンディングノートアプリでできることから利用時の注意点まででした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。